ピンクのローター

私が初めて買ったラブグッズ
LCピンクローター

部屋の灯りを落とし、ベッドの上に横たわる。
手の中には、小さくて丸みを帯びたピンクのローター。
指先でそっと撫でると、ひんやりとした感触が伝わってきた。

スイッチを入れると、微かな振動が指先に響く。
最初は弱めに、そっと肌の上を滑らせてみる。
「……あ、思ったよりも優しい」
想像していたよりも控えめな振動に、ほっとした。
初めてでも怖くない。
むしろ、この小さな動きが、じわじわと心地よさを広げていく。

強さを少し上げると、振動が肌の奥まで響くようになった。
ビリビリと刺激が走るわけではなく、まるで波のように押し寄せては引いていく。
「……っ」
ふと、息が漏れた。
こんなに簡単に、自分の体が反応するなんて思わなかった。
確かに、口コミで“初心者向き”と書かれていた理由がわかる。

そして何より、手のひらサイズで軽いから、力を入れなくてもスルスルと動かせるのがいい。
片手で持ちながら、振動の強弱を変えたり、当てる場所を少しずらしたり。
自分の好きなように、心地よさを探れるのが楽しい。

「……これ、クセになりそう」
最後にスイッチを切り、静かになった部屋で深呼吸する。
鼓動がまだ少しだけ速い。
ひとりの時間が、こんなに満たされるなんて。

そっと枕元に置いたピンクのローター。
次に使うのが、もう楽しみになっていた。

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