【蕩ける悦楽の官能日記】19才、新たな悦びを求めて

💋誘惑そのもののグッズ

今日も平凡な時間が過ぎ、気がつけば夜になっていた。

長くて、退屈な夜。

ソファに沈み込みながら、私はスマホを片手にいつものサイトをぼんやりと眺めていた。特に何かが欲しいわけではない。ただ、時間を埋めるようにスクロールを続ける。

すると、ふと目に止まった商品があった。

『🍆トリプルオルガ🍆』

画面の中に映る、それはまるで誘惑そのものだった。

クリトリス・Gスポット・ポルチオを同時に刺激してくれるラブグッズ

無駄のない流線型、しなやかなカーブ。説明文には、「未体験の快感」「奥深くまで響く刺激」などと、煽るような言葉が並んでいる。

（……こんなの、本当に……？）

指が勝手にスクロールしてレビューを開く。

「想像以上でした」「一度使ったら戻れない」「まさに絶頂の波が止まらない」

そんな生々しい感想が次々と目に飛び込んでくる。

心臓が速くなるのを感じた。

たかが道具。されど、それは私の孤独を埋めてくれるかもしれないもの。

迷う理由なんてなかった。

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小さな音を立てて、注文が確定する。

私はスマホを伏せ、息を吐いた。

この夜は、いつもとは違う夜になる気がした。